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- プロフィール -
過去(近衛騎士までの道): 宮廷芸術家(音楽家)リャン家の娘。しかし、父と大幅に異なる髪や瞳の色は母と双子の姉リーヴァル・アン・リャン以外には愛されず、雇い入れている使用人からも好意的な扱いをあまり受けていなかった事から、周囲からの愛情を求めてわざと粗野な振る舞いや他人の迷惑を意識しない言動を行うようになる。勿論その考えはまったく理解されず、次第に(成長の過程で迎えた反抗期の影響もあり)本格的に自己(正確には、双子の姉を含む)中心的な行動ばかりを取るようになる。 それでも、一応は宮廷に上がるべく楽器の腕を磨くが、父から兄の代役程度しか見られていなかった事からここでも衝突を繰り返し、23才の頃からコモンドームに入り浸る。 そして、それを切っ掛けにコモンの音楽や手法を少しずつ学んでいった。 水晶騎士団設立と同時に入団。双子の姉が嫁いだ事から知り合った、イーロ家の娘シズリの、前向きな強さに影響を受け、遅まきながら自分を変えようと決心、水晶騎士団に。 七色の水晶の煌きの影で(水晶騎士として): 騎士団では、努めて我侭を押し殺していた。もっとも、それが可能だった最大の要因は、彼女の主君ヴィ=イサス・カルル・ヴァリスが、センとは比べ物にならない程我侭だったからである。そんな主君に振り回されるうちに、いつの間にか、回りに合わせる事を学んでいった。その成果は、闇王暦999年9月に発生したヴィ=イサス誘拐事件を解決する際に発揮された。 その後、闇王となったナナート・ベリアル・ヴァリスが突如失踪し、ヴィ=イサスが代理ながら女王になった後のとある日、城塞都市ロンドンが壊滅。その原因調査に水晶騎士団が赴く事になり、団長カミュ・エル・クルニークの補佐として出発。 鼓動(おまけ): センが両親から教わった楽器は、元々はパーカッション。訓練の賜物か天性の素質なのか、リズム感がとても優れており、それはコモンドームでドラムセットに出会った時にも充分に発揮された。因みに、ドラム演奏の時は、黒い革手袋を着用する。 一時期筆頭騎士団長の職にあったジェル・アン・リャン(マー・ゴ・ジョー)は実の弟。 髪と瞳の色が父と違う理由は簡単、血が繋がっていないから。彼女の両親は、歳が離れている事もあって、センが生まれる5年以上前から、夫婦としては破綻していた。そんな時、セン達の母が宮廷で知り合った男性との間に出来た子供がセンとリーヴァルの双子。余談だが、センの弟ジェルも実は不義の子である。だが、髪と瞳が母親と同じだった他全体的に母親似の顔立ちだった為、回りには特に怪しまれなかった。 |
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