オーネイト6歳の頃↑ |
- プロフィール -
引き裂かれ(過去): カジニア王国生まれ。ただ、生後間もなく、アイノクリード魔導王国のカジニア侵攻、同国滅亡の呷りを受け、両親と共にア魔導王国に移る。 アイノクリードでは、両親の愛情の元、何不自由ない生活を満喫していた。この頃は、明朗で快活、しかし一人娘なせいも手伝ってわがまま放題だった。 そんな彼女を変えたのが、魔王戦役当時に王都ブランティクシュタールで起こった、レメーゼの大虐殺だった。これは、夜魅両種の平等を要求する一部過激派レメーゼによるデモ行進を、国内活動を主任務とする碧の騎士団が武力で鎮圧した、と云う一件。ただし、そのやり方は、侵攻部隊紅の騎士団を彷彿させる程に苛烈で、生き残りは殆どいなかった。そして、その虐殺に、オーネイトの両親も巻き込まれ、惨殺される。 その光景を目の当たりにしたオーネイトの幼い精神は衝撃を受け止める事が出来ずに、深い傷を負ってしまう。そしてその傷は、人格乖離と云う障害となって表れる事になる。 すべてを失ったオーネイトは、鎮圧に加担した壮年のセキドの騎士に引き取られる。そこで暮らしていくうちに、いつしか武器の扱いなどを覚えていく。 胎暦2081年、養父のいる王都騎士団(戦後、2つの騎士団を解体し再結成したもの)に見習いとして入団、更に色々な事を学ぶ事に。そして、彼女が主人として仕える相手は、王都騎士団団長にして、かつて碧の騎士団団長としてレメーゼの虐殺の命を発したネネ・シーンスナイアであった。 浮かび流れる翼(ゲーム中): 普段は、主人ネネの傍に仕え、彼女の必要な事を成す事が仕事。その中に、美味しいお茶の準備なんてのもある辺りどうかと云うか、そもそもきちんと淹れられるのかと(笑) 一方で、人格乖離によって生まれた別人格の1人ティクシアは、主人格オーネイトのガス抜きとして、しばしばストリートキッズに扮してブランティクシュタールの夜の街で薄汚い活動を続けている。その中で、かつてこの国がアイノクリードと呼ばれていた時の絶対的な支配者・魔王マーイョリスの後継者の1人とされる程の強い魔導力を、幼少にして持ち合わせており魔王Jr.とも称されていた少女と出会い、彼女の持つ『魔王の仮面』を預かるなど、闇への関わりを強くしていく。 主人ネネが王都の陰謀に巻き込まれ、新たなる魔王となりそうになった時には彼女を救おうと飛び込むが少女の身では何も出来ず、魔導空間カウンターパートに飲み込まれる。 カウンターパートは、すでに新たな魔王ネネの意思に支配されており、その中は、ネネが望んだ愛ある世界となっていた。オーネイトも、かつて両親と楽しく過ごした頃を思い出し、愛に満ちた魔導の力によって乖離していた人格も統合されていく。 しかしながら、突然統合された人格は、逆にあらゆる全てを受け止めるには脆く、カウンターパートから戻っても精神がまとまらず、混乱から何も出来ずに立ち尽くす。 はばたきがやむとき(後日談): 主君ネネが、彼女の友人の結婚式に出席した時に暗殺される、と云う事件(実はネネを秘密裏に逃がす為の芝居)をきっかけとして、オーネイトは騎士団を辞し養父とも別れて旅に出る。自分を、心身共に更に鍛え上げる為に。 しかし、彼女が旅に出た一番の理由は、1箇所に留まっていては満足な殺しが行えないからであった。 オーネイトの人格統合がなされて間もなく。 彼女が出入りしていた街の1つ、フォルカにおいて起きた様々な事件――嫉妬、怒り、性行為、抑圧と解放――から、オーネイトは、人を殺す快楽を覚え始めていた。それを確かなものとする――心行くまで味わう為には、定住は極めて不利である。 故に、オーネイトは、ブランティクシュタールとフォルカの住居を引き払い、明日を知れない旅の徒となる。 更に、これは偶然だが、彼女の従姉で冒険者(傭兵)家業に身を置いているデュープル・デイム・トライアンフと再会し、彼女から、効果的な殺人の方法を色々と学んでいくが、それにより、より殺人衝動も研ぎ澄まされていく事になる。 小ネタ(おまけ): 主な武装は、飛礫(の入った皮袋)と、細身の片手剣。飛礫は腰の右側に、剣は左側に下げているが、この2つを同時に扱う為に、左手で剣を振るう練習を積み重ねていた。つまり『右投げ左打ち』スタイル。 因みに、左側にある剣を左手で抜く為に、鞘には細工が為されている。柄に撒かれているバンドを外すと、鞘も左右2つに割れるように出来ているので、簡単に引き抜けるのだ(ページ上方の画像は、そうやって抜いている最中) 本人も、人格統合されるまで知らなかったが、両性愛者。どちらでも愛せる。人格統合直後、別人格ティクシアが持っていた少女への愛情(かなり歪んでいたが)をそのまま受け継いだ事で、女の子が好きな自分はおかしいんじゃないかと思い悩む時期が続いたが、やがて自分は自分、と受け入れるようになる。 11年後;31(24)歳(今はこう): 旅の冒険者として、あちこち放浪中。一方で、快楽殺人の癖は収まるどころか強くなって行き、週に1人は殺さないと指が震えると嘯く程に。 なので、請け負う仕事は危険で汚い物が多くなる。不可抗力で殺せるのが、後腐れなくて都合がいいから。 更に歳を重ね、36(36)歳になったオーネイトの姿はコチラ。 |
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