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- プロフィール -
破壊と再生(過去): トスナやパーピル、コムアラソといった大陸とは離れた場所にある、とある大陸の亡国出身で、幼少の頃に、故国を滅ぼした魔導王国に両親と移住。 幼少期は、両親の愛情の元、何不自由ない生活を満喫していたが、その幸せも不意に終わる。 王都で発生した夜族の(一部の過激派が仕組んだ)デモ行進を国内問題への対応を主任務とした騎士団が武力で鎮圧、デモ参加者に生き残りは殆どいなかった、という大惨事に、家族で買い物に出掛けていたオーネイト達が巻き込まれる。彼女は助かったが、彼女の両親は娘の眼前で命を落とし、また、その様を目撃したオーネイトは心を壊してしまい、感情が希薄となってしまった。 すべてを失ったオーネイトは、鎮圧に加担した壮年の魅族の騎士に引き取られる。そこで暮らしていくうちに、いつしか武器の扱いなどを覚えていく。 8(6)歳のある日、養父のいる王都騎士団(魔導王国を巡る大きな戦争の後、旧魔導王国の2つの騎士団を解体し再編成したもの)に見習いとして入団、更に色々な事を学ぶ事に。そして、彼女が主人として仕える相手は、王都騎士団団長にして、かつて碧の騎士団団長として夜族虐殺の命を発したネネ・シーンスナイアであった。 普段は、主人ネネの傍に仕え、彼女の必要な事を成す事が仕事。その中に、美味しいお茶の準備なんてのもある辺りどうかと云うか、そもそもきちんと淹れられるのかと(笑) 一方で、人格乖離によって生まれた別人格の1人ティクシアは、主人格オーネイトのガス抜きとして、しばしばストリートキッズに扮して王都の夜の街で薄汚い活動を続けていた。その中で、かつてこの国が魔導王国と呼ばれていた時の絶対的な支配者の後継者の1人とされる程の強い魔導力を、幼少にして持ち合わせていた少女と出会い、彼女の持つ特殊な仮面を預かるなど、闇への関わりを強くしていく。 主人ネネが王都の陰謀に巻き込まれ、新たなる支配者となりそうになった時には彼女を救おうと飛び込むが少女の身では何も出来ず、魔導空間カウンターパートに飲み込まれる。 カウンターパートは、すでに新たな支配者ネネの意思に統合されており、その中は、ネネが望んだ愛ある世界となっていた。オーネイトも、かつて両親と楽しく過ごした頃を思い出し、愛に満ちた魔導の力によって乖離していた人格も統合されていく。 しかしながら、突然統合された人格は、逆にあらゆる全てを受け止めるには脆く、カウンターパートから戻っても精神がまとまらず、混乱から何も出来ずに立ち尽くす。 王都の陰謀も終結したある日、主君ネネが、彼女の友人の結婚式に出席した時に暗殺される、と云う事件(実はネネを秘密裏に逃がす為の芝居)をきっかけとして、オーネイトは騎士団を辞し養父とも別れて旅に出る。自分を、心身共に更に鍛え上げる為に。 しかし、彼女が旅に出た一番の理由は、1箇所に留まっていては満足な殺しが行えないからであった。 オーネイトの人格統合がなされて間もなく。 彼女が出入りしていたある街において起きた様々な事件――嫉妬、怒り、性行為、抑圧と解放――から、オーネイトは、人を殺す快楽を覚え始めていた。それを確かなものとする――心行くまで味わう為には、定住は極めて不利である。 故に、オーネイトは、自分の住居を引き払い、明日を知れない旅の徒となる。 更に、これは偶然だが、彼女の従姉で冒険者(傭兵)家業に身を置いているデュープル・デイム・トライアンフと再会し、彼女から、効果的な殺人の方法を色々と学んでいくが、それにより、より殺人衝動も研ぎ澄まされていく事になる。 血の海を越えて(現在): 新たな刺激を求めてトスナ大陸の一国、リバーシの港町キュースターに到着。少し歩き回って、そう危険ではないと判断、トスナ来訪前に保護した同族の少年に、少しの活動の自由を許す。勿論、危険な行い等は全面禁止。そして二人旅が始まる。 小ネタ(おまけ): 主な武装は、飛礫(の入った皮袋)と、特別製のコラと呼ばれる、内弧側に刃を持つ曲剣。飛礫は腰の右側に、剣は左側に下げているが、この2つを同時に扱う為に、左手で逆手に持った剣を振るう練習を積み重ねていた。つまり『右投げ左打ち』スタイル。 因みに、コラの形状に起因する抜剣の問題を解決する為に、鞘には細工が為されている。柄に取り付けてあるフックを外すと、鞘も左右2つに分かれるように出来ているので、簡単に引き抜けるのだ。 本人も、人格統合されるまで知らなかったが、両性愛者。どちらでも愛せる。人格統合直後、別人格ティクシアが持っていた少女への愛情(かなり歪んでいたが)をそのまま受け継いだ事で、女の子が好きな自分はおかしいんじゃないかと思い悩む時期が続いたが、やがて自分は自分、と受け入れるようになる。 |
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